第3回です。
ドラゴンと言いながら龍ばっかりじゃないか!
というご意見はとりあえず無しで・・・!
今回からブログで取り扱う画像にウォーターマークを入れてみようと思います。
中々に便利なソフトだったので、そのうち紹介出来れば・・・!
と言うわけで今回のテーマはお金です。
お金という単語が出まくりの少々疚しい記事となりそうです。
さて、お金の数だけ様々な絵が描かれていますが
実は日本が発行したお金にも龍が登場していた時期があったようです。
残念ながら、現代では使われていません。
それがこちら
軍用手票(ぐんようしゅひょう)と言うようです。
戦争時に使用される疑似紙幣で、現地で物資を調達する際に
原住民への支払いに使用していたらしいです。
国内で使用されているお金を渡してしまうと、
現地(敵国)に国内の通貨が流通してしまうため
戦争中では都合が悪いのだとか。
支払われた軍票はいわゆる債券のような扱いで
後々、本物(?)のお金と交換されるようですが
軍票発行元が敗戦した場合、支払い能力が無くなり
チャラにされるケースもあったようです。
厳密には我々のイメージするお金とは違う物のようです。
参考 軍用手票Wikipediaこちらの龍ですが、最も位の高いとされる5本指です。
勇ましさよりもどこか優しげな表情をしています。
下半身のアップです。
体表は鱗に覆われ、お腹側は蛇腹です。
背びれはトゲ系ですね。ふさふさ系ではないので
日本昔話をすると痛い事になりそうです。
ちなみに裏側は寂しい感じです。
お次です。
この時代に発行された軍用手票は龍祭りで
それぞれの紙幣に異なった龍が描かれています。
金額の桁は1000分の1になってしまいましたが10銭です。
拡大です。
金額に応じて龍の位も変わるようで、こちらの龍は3本指になっています。
宝玉も持っていません。
もちろん裏側は寂しい感じです。
お次。
軍用手票50銭です。
一番作り込まれているような・・・
指の数が5本になっていますが、宝玉は持たせて貰えなかったようです。
50銭マークの裏側に体を隠しつつ
尻尾と足を手前に出すことで立体感を出しています。
例に漏れず、裏側はあっさりしています。
ラストです。
残念ながら、5円だけ鳳凰(?)が描かれています。なぜ。しかも2匹
1円もあるのかもしれませんが、残念ながら入手できませんでした。
もちろん裏側はシンプルです。
各紙幣は金額毎にサイズが異なり、
額面が高くなるほど大きくなるようです。
個人的には龍目的ですが、古銭集めもなかなか乙なものですね。